君は、タイムリーパーの存在って信じる?
え?それは、創作物だろうって?
そうだね。そうかもしれないね。
タイムリーパーについては小説やドラマ、アニメとかで知られてる。
ねぇ、なんで君はタイムリーパーの存在を否定できるの?
だって、タイムリーパーの人を見た事がないんでしょ?
それに実際、物語に出てきてる。
なら、いるかもしれないじゃないか
みたことないからって否定するのは良くない。もちろん、信じすぎてもいけないけどね。
え?どっちなんだよ?っていわれてもねぇ…
どっちなんだろうね。僕にもわからないや。
でも、僕はこんな話を知ってるよ。
タイムリーパーがいる事で、救われた存在がいるっていうお話。
とある人が友人のために代償を払って、タイムリープしてその友人の命を救ったんだ。
タイムリープしたあの人は、代償を払ったけど幸せそうだった。
それに、助けて貰った人も幸せそうだったよ。
どう素敵でしょ?
代償を払ったなら幸せじゃないと思う?
う~ん…それについてはどうかな。
自分の何かを犠牲にして大切な人を救えたなら、犠牲になったその人は幸せなんじゃないかな?
幸せの定義なんてひとそれぞれなんだし。
それに…この話が、フィクションか、ノンフィクションかはわからない。
でも、この話は存在してる。
不思議だね。
でも、どちらにしても素敵じゃない?
突然なんだけど…
僕はね、君にももっと、視野を広げて世界を見てほしいと思ってるんだ。
世の中は色んなことでつまってる。
だから、いっぱいいっぱい、たくさんのことを吸収してってね。
君の個を保ちつつ、君の存在が大きくなることを僕は願ってるよ。
じゃあ、僕はそろそろ行かなくちゃ。
どこにって……もとの世界に。
それじゃあ、トリッパーじゃないかって?
そうだね。そう、そうやって、考え続けてみて
またいつか、君に出会えることを願ってるよ。
―――ばいばい
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